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更新日:2025年10月2日

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夏の油彩講座を開催しました

~夏の油彩講座日記~

取手市は、8月25日、29日に取手市の中学校美術部員の皆さんに油絵を楽しんでもらおうと夏の油彩講座を2日に分けて開催しました。市内在住の「あーと屋図工室」の浅野純人先生を講師に迎え、油絵の経験がない人でも楽しんでもらえるように油絵の基礎・基本を中心とした静物油彩に取り組みました。

8月25日(1日目)

1日目は、油絵の特徴や歴史についての話、材料や道具の説明の後、果物、瓶などの静物油彩の下絵作りに取り組みました。油絵の始まりの時代背景や画家の話がとても面白く参考になりました。浅野先生のクイズや質問にもしっかりと美術部員の皆さんは答えていました。

講師の先生が中学生3人に油絵の説明をしています。

油絵の材料や道具はたくさんあり、多種多様な表現ができますが、今回は基礎・基本的な技法について指導していただきました。顔料と油をまぜて色を作っていくのにもいろんな油や種類があることを知り、より油絵の知識が深くなったように思います。

講師の先生が中学生3人に油絵で使う道具の説明をしています。

まず、木炭でできた鉛筆で果物や瓶を描いた後、キャンバスの下地に馴染ませるように全体的に色をつけていく下塗りの作業をしました。初めての油絵だったようですが、さすが市内の美術部の皆さん、素晴らしいできばえでした。

中学生3人が色をつけて塗って下絵を作っています。

約2時間半の活動でしたが、あっという間に時間が過ぎてしまいました。全体的にキャンバスの下地に色が入り、油彩講座前半の活動が終了しました。3日間かけて乾燥させ、次回は本塗り・仕上げに入る予定です。

下絵の完成を完成させて1日目が終わりました。

8月29日(2日目)

2日目は、まず、果物の描き方についての話がありました。描き方にもいろいろあるので、自分がいいと感じるものを言葉で説明できなくても絵で表せるのがいいところであると言っていました。自分の感情やこだわりなどを絵で表現できるというのが絵画の素晴らしいところだと感じました。

中学生3人が静物の描き方についての説明を聞いています。

下塗りが乾いたので、本塗りが始まりました。油絵は何度も色を重ねていくことで筆の毛やペインティングナイフのあとが味わい深い色合いになるようです。3人ともそれぞれ違った表現で描いているように思いました。

中学生3人が本塗りに入り色を重ねています。

浅野先生は、近くで絵を描いていると遠目から見た感じと違ってくるので自分でも遠くから見てみることが大事なことであると話していました。美術部員の皆さんも立って自分の作品を見直しながら色をつけていました。絵を鑑賞する人は遠目から見ることがほとんどだからだそうです。

中学生3人が自分の作品を遠目から見て色の確認をしています。

時間があまりないこともありましたが、本塗りから仕上げまで取り組むことができました。下塗りの時よりもさらに色に深みが増し、立体感が感じられる絵になっていました。最後に一人一人に油絵の感想を聞きました。皆さん、初めての油絵だったそうで、水彩やアクリルなどの絵とはまた違った技法を学習できてよかったという意見がでていました。あっという間の2日間の油彩講座でした。参加した市内の美術部員の生徒達も大変喜んでいました。また、浅野先生、お忙しい中油彩講座を引き受けてくださり、ありがとうございました。今後ともよろしくお願いします。

中学生3人が油絵の仕上げをして完成させました。

 

お問い合わせ

スポーツ振興課 

茨城県取手市椚木15

電話番号:0297-82-7200

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