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議案と討論(ひびき247号)
第2回定例会で審議され、討論が行われた議案の結果、討論の概要をお伝えします。
討論は、表決の前に賛成・反対の意見を表明し、自らの考えに賛同する者を得ようとするものです。
議案には、市長が提出する予算案・条例改正案・人事案件の他、議員または委員会として提出するもの(意見書案・決議案等)があります。
令和5年第2回取手市議会定例会(6月8日から6月15日まで)
提出議案の内容と議決結果は、次のとおりです。
令和5年第2回定例会
市長提出議案
議案第36号 取手市営住宅条例の一部を改正する条例…可決
〔内容〕施設の老朽化に伴う南住宅の廃止
- 加増議員【反対討論】
若い世代・子育て世帯から低家賃で入れる住宅を求める声を多く聞く。若者や子育て世代が安心して入居できる魅力的な市営住宅への改修、市営住宅の増築などの検討を行うべき。市営住宅の解体縮小には同意できない。反対。

廃止される南住宅
議案第39号 5社総交公区第1-1号駅前交通広場整備工事その4請負契約の締結…可決
〔内容〕取手駅西口駅前交通広場整備(バスシェルター設置工事、上下水道、電線共同溝敷設工事など)
- 加増議員【反対討論】
区画整理事業の見直しがないまま移転解体を進め、税金投入が続けられ、事業費が膨張してきたことへの反省がなく、再開発事業に固執し続ける姿勢を改めるべき。市は再開発事業から撤退し、期限どおりに区画整理事業を終わらせ、直ちに地権者への使用収益を開始すべき。反対
議案第41号 災害対応特殊水槽付消防ポンプ自動車の取得…可決
議案第42号 消防団ポンプ自動車の取得…可決
- 小堤議員【賛成討論】
経年劣化している消防車両では、よい活動はできない。最新鋭の車両を配置することで、あらゆる災害に対し、迅速・的確な消防活動が今まで以上に展開でき、市民の生命・身体・財産が守られると同時に、消防職員や消防団員の身体の安全も確保できる。賛成。

昨年度第33分団に導入された消防団ポンプ自動車
議案第44号 令和5年度取手市一般会計補正予算(第4号)…可決
〔内容〕骨格予算に対して肉付けする政策的な事業、国・県等からの財源が見込まれた事業、当初予算編成後に生じた状況変化に対応する経費
- 山野井議員【賛成討論】
結婚支援事業については、自治体が自分で手を挙げないと予算を使えない事業であり、少子化対策の一環として、活用をお願いしたい。キャッシュレス決済導入事業については、DXが進まないと経済の活性化もしない。賛成。
承認第4号 取手市国民健康保険税条例の一部を改正する条例の専決処分…承認
〔内容〕国民健康保険税の賦課限度額の引き上げ、均等割額軽減基準の拡充、新型コロナウイルス感染症に関する減免期間の変更
- 遠山議員【反対討論】
国保税額の限度額を引き上げることに反対。基金を活用し、国保税額の引上げは行うべきではない。反対。
承認第6号 令和5年度取手市一般会計補正予算(第2号)の専決処分…承認
〔内容〕低所得者子育て世帯への生活支援特別給付金給付事業、マイナポイント事業の再延長に伴う委託料
- 遠山議員【反対討論】
マイナンバーカードをめぐるトラブルが次々と明らかになり、セキュリティー対策や情報漏えい問題も指摘されている。世論調査でもマイナンバーカードの活用に不安を感じている人が多い。個人番号カード交付事務費補助金の増額補正に反対。
議員提出議案
議員提出議案第2号 取手市議会議員の請負の状況の公表に関する条例について…可決
〔提出者〕佐藤隆治・山野井隆・岩澤信・細谷典男・染谷和博・結城繁・赤羽直一議員
〔内容〕地方自治法改正で請負規制が緩和。市に対し請負をする議員が、対価として市から支払われた金銭等を議長に報告し、公表することで透明性を確保するもの。(請負…仕事を引き受けること)
- 関戸議員【反対討論】
議員の請負禁止は公正な議員活動と行政執行に関わる重要な規定。請負業者である議員による地位利用や談合が横行することが懸念される。議員の成り手不足対策として、被選挙権年齢の引下げなど他の方法がある。また、既に政治倫理条例が制定されているため、改めて条例を定める必要はない。反対。
意見書案第2号 子どもの健康に配慮したマスク着脱の周知を求める意見書について
〔提出者〕山野井隆・岩澤信・染谷和博・根岸裕美子議員
〔内容〕子どもの健康に配慮したマスク着脱の周知徹底、マスク着用を推奨しない場合について積極的に周知を求めるもの
- 須田議員【賛成討論】
マスクを外すことに対する同調圧力を恐れる声がある中、マスクの着用について個人の判断とされたが、子どもの健やかな発育・発達の妨げにならない配慮が重要とされている。気兼ねなくマスクを外せる環境づくりを国や県に求めることは重要である。賛成。
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