現在位置 ホーム > 市政情報 > 市長・議会・各種委員会 > 市議会 > 市議会の取り組み・活動 > 市議会の災害・感染症対応 > 議会災害対応招集訓練を実施しました(平成28年9月)
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取手市議会は、「取手市議会災害対応規程」を平成26年3月25日に制定しました。
これは東日本大震災時、個々に活動する議員からの情報報告や伝達に混乱を来した経験から、他市の先進事例を調査して制定したものです。
実際に災害が起きた際、議長はじめ議員はどのような行動が必要なのか。規定されている議会災害対策会議を設置したときの流れなど、行動訓練を規程制定後、初めて実施いたしました。
大規模な地震が発生したため、災害対策本部が設置された旨を報告し、正副議長へ登庁を要請しました。
佐藤(清)議長(以下、座長)が自転車で、染谷副議長(以下、副座長)がバイクでそれぞれ登庁し、議会事務局長と協議のもと議会災害対策会議を設置しました。
全議員にメールで設置の連絡と、各議員から居所、連絡手段等を対策本部に報告し、連絡体制を確立しました。
併せて、対策会議の構成員(会派代表者)は、至急、議会棟執行部控室に参集するよう要請しました。
座長が構成員を各係に任命し、係のリーダーを指名しました。
さらに、市内の被害が甚大なため対策会議の規模を拡大し、全議員を招集しました。
各議員は招集を受け、バイクや自転車、徒歩等で登庁し、到着および市内の現況を座長に報告するとともに、座長から各係に配属されました。
約1時間程度、各係ごとに訓練を実施しました。議員それぞれが真剣なまなざしで、緊張感のある訓練となりました。
座長への報告をもって想定訓練を終了しました。
議会事務局長から講話として「今回、初めての招集訓練で手探りでの実施であったこと」「実際に震災が起きた場合には、今日のような参集は難しいこと」「議員全員が情報班であること」など、反省点や確認事項を述べました。
参加議員からも「被害状況報告の際に、正確な場所が分かる情報を」「携帯電話の不通により、連絡手段がない場合はどうしたらよいか」「市職員と同様に震度6弱以上の地震が発生したときは招集がなくても、可能な議員は登庁するべき」といった、実際の震災時を想定した活発な課題提案がありました。
これらの課題は今後、協議していきます。
昼食には、取手市の備蓄食料となっているアルファ米(在庫の一番古いもの)を熱湯と常温水それぞれで調理して試食を行いました。3人の議員が初めてアルファ米を食べたということで、貴重な経験になったかと思います。
また、サプライズで議会事務局職員が自宅で前夜から仕込んだ特製手作り豚汁を用意し、議員の皆さんが口々に「おいしい」と絶賛。招集訓練の緊張をほぐすシメの一杯となりました。
地区活動を想定し、竹原、石井、吉田、小池、細谷、山野井の6人の議員は、メールによる状況報告等で訓練しました。