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藤代地区にある高蔵寺には、16世紀後半の作とみられる薬師如来坐像があります。
この寄木造りの坐像は、室町時代以降の彫刻で、台座76センチメートル、光背の直径110センチメートルと大型の仏像です。天正末期、上野国由良信濃守源国繁(こうずけのくにゆらしなののかみくにしげ)が岡見家滅亡の将兵供養のため、諸将に命じて七観音八薬師を建設しました。藤代薬師堂は、横瀬主膳正繁(よこせしゅぜんまさしげ)が建設にあたり、天正20年(1592年)4月8日入仏開眼(にゅうぶつかいげん)しました。
薬師如来は薬壺(やっこ)を持ち、あらゆる病気を治療し、寿命を延ばすことを本願とする仏で、とくに眼病などに効験があると信仰を集めています。