現在位置 ホーム > 市政情報 > 人権・男女共同参画・ダイバーシティ > 男女共同参画 > 男女共同参画 情報紙「風」 > 【拡大版】男女共同参画情報紙『風』53号発行 > 【取材】取手市立六郷小学校(5年生 家庭科の授業)
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全国どこの学校でも一定水準の教育が保てるように文部科学省が定めた教育課程(カリキュラム)が、「学習指導要領」です。子供たちの教科書や時間割はこれを基に作られています。今の学習指導要領では、「何を学ぶか」だけでなく、「どう学ぶか」も重視されています。「主体的・対話的で深い学び(アクティブ・ラーニング)」(2017年改訂の学習指導要領より)の視点を大切にしています。
今回「ライフプラン」に即した授業を参観しました。実際の教室でどのような授業(金融教育)が行われているのか、報告します。
令和6年9月24日(火曜日)に、取手市立六郷小学校(横田博江(ひろえ)校長)での授業を参観しました。5年1組担任の武藤 俊(しゅん)先生と13人(男子10人、女子3人、当日欠席3人)の児童が、「お金の使いかたを考えよう」というテーマで家庭科の授業に取り組みました。
「お金・時間とも無限にあるわけでない」「だからこそ、満足いく人生を送るためにはお金の使いかたが大切」と板書します。そこで武藤先生が「日本で1番入園者が多い遊園地はどこ?」と問いかけます。
先生が「お金の使いかた計画、遊園地に行こう!」と課題を板書し、「5000円の予算で何を買うか、自分で考えてみよう」と展開します。児童は机に置かれた一人ひとりのタブレット端末に向かい、自分の買いたいお土産や食べたい食事の値段をホームページから検索し、あらかじめ上限5000円と設定されたエクセルの表に金額を入力していきます。児童からは「カチューシャの値段が高い」「5000円、すぐ超えそう」などの声があがります。
写真は、タブレットでの調べ物学習に夢中になる子どもたち
しっかりタイピングができていました。
タブレットを使いグループワークで発表する子どもたち
児童がタブレット端末への入力を終えたころ、次の2点の設問が提示されます。
時間の都合上、上記の2点は宿題となりました。
後日、提出された児童の意見(要約)は次のとおりです。
保護者の意見(抜粋)は次のとおりです。
授業の最後に「自分が幸せになるために、お金の使いかた、買うもの、買わないもののバランスが大切だ」と結びました。
授業終了後、数名の児童に今日の授業の感想を聞いてみました。「楽しかった」、「これからのお金の使いかたに役立った」などと楽しそうに話していたのが印象的でした。
今回の授業は家庭科「収支のバランス」の中でおこないました。授業終了後、横田校長先生、教頭の深澤陽子先生、授業者の武藤先生と私たち編集協力員との意見交換会が設けられました。
取材に応じていただいた武藤俊(しゅん)先生(写真左)と深澤陽子教頭先生(写真右)
御協力ありがとうございました。