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内に潜む感情とそれに纏うよう武装した鎧で、勝負に挑む姿をヤマトカブトムシと侍をモチーフに表現しました。下の台は、相手に対する距離感(間合い)を表現しています。縦からみた、悪びれていない正々堂々とした無駄のないさまと、横からみたときの奥深さは、カブトムシの経験や苦労、弱い部分が詰まっています。しかし、それを相手に見せず、立ち向かうときは、まっすぐに戦うという意味を込めて「尋常に」というタイトルにしました。工芸的な楽しみ方は、素材の色をそのまま使って表現しているところです。頭の部分は金箔の「金」、胴体は漆の「弁柄色」という暗い赤みを帯びた茶色、背中(羽)の部分は銀箔の上に漆を塗ったそのままの色になっています。日本の素材の色をそのまま使っているので、日本人の精神を伝わりやすく表現しました。
取手市が所蔵する立体芸術作品を自分で操作しながら、3D画像や360度画像で様々な角度から鑑賞できるホームページ「とりでバーチャル美術館〈とばび〉」にも掲載しています。是非ご覧下さい。
とりでバーチャル美術館〈とばび〉(外部リンク)(別ウィンドウで開きます)
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