現在位置 ホーム > 月・木・SAY 職員のささやき > 生涯学習課・埋蔵文化財センター・公民館 > 飯島 章 > 取手の火の見やぐら(番外編その4、最終回、最後の挨拶)(飯島章)
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「取手の火の見やぐら」はご無沙汰してしまいました。
今回は(番外編その4)で、今回で「取手の火の見やぐら」シリーズは最終回となります。
「取手の火の見やぐら」(その14)、(その18)、(その19)では、はたして火の見やぐらと呼んでいいものか迷う物件を紹介しました。
ところで取手市内では未確認ですが、火の見やぐらが撤去されたあとに消火用ホースを乾燥させるポールが建てられているの見かけます。
これは消火用ホース乾燥塔、またはホスポールと呼んでいるようです。
下の写真は、牛久市消防団第二十六分団のホスポールです。
ポールの半分からやや上にはサイレンが付いています。
上部を拡大したのが、下になります。
ポールの下にはラベルが貼ってあります。下の写真です。
ラベルから、この物件を「ホスポール」と言うことがわかりました。
下にはウインチが付いています。ウインチの上にある部材にホースを引っ掛け、ウインチを回して上に上げるようです。
下の写真は、阿見町消防団第九分団第二部のホスポールです。
こちらのポールは、電信柱の転用品のようです。
円形の銘板が埋め込んでありますが、同じものを現用の電信柱で見ることができます。
写真は、下になります。
下の写真は、ホスポールの上部です。サイレンが付いています。
サイレンやロープをつるす滑車を取り付ける横棒状の部材、それを支える斜材なども、電信柱で使用しているものを転用しているようです。
手作り感がただよっています。
ホスポールには、メーカーが製造するものと、電信柱とその部材を転用して建てるものの二種類があるようです。
下の写真は、下妻市消防団第一分団第一部のホスポールです。
消火用ホースを使用した後のようで、ホースを干していました。
上部の写真が下になります。この部材も電信柱の転用品に見えます。
ポールの半ばよりやや下に、ホースが風でばらけないようにする部材が付いています。
下の写真です。
下の部分です。ホースは柱に巻き付けてあります。
ポールの上よりに何かが貼ってあった跡があります。
おそらくは、電信柱時代に貼ってあった広告の跡かと思われます。
このホスポールも、電信柱の転用品のようです。
下の写真は、行方市消防団第一分団第一部のホスポールです。
消防団の詰所と消防自動車の車庫の建物の後ろにホスポールが立っています。
次の写真は、ホスポールの上部です。
こちらのポールや部材も、電信柱の転用品のように見えます。
下の写真は、ホースをかける部材です。これもメーカーの製品ではなく、手作り品のようです。
下の写真は、行方市消防団第二分団第二部のホスポールです。
消防団の詰所と消防自動車の車庫の脇にホスポールが立っています。
ホースが干してあります。
下の写真は、ホスポールの上部です。
次の写真は、ホスポールの下部です。
ラベルが貼ってあり、メーカー製造のホスポールであることがわかります。
ウインチを回してホースを上げるのではなく、滑車にかけたロープを引っ張ってホースを引き上げるようです。
ここまでお読みいただきまして、まことにありがとうございます。
今回紹介したのは5件ですが、ホスポールにはメーカーの製造品と、電信柱を転用した手作り品があるようです。
趣味的見地からは火の見やぐらには及ばないかもしれませんが、火の見やぐらが撤去され急激にその数を減らしているなか、特に手作り感ただよう電信柱転用のホスポールには、奥の深い世界があると感じます。
「取手の火の見やぐら」(その14)、(その18)、(その19)で紹介した物件も、火の見やぐらと言うよりはホスポールになるのかも知れません。
冒頭にも書きましたように、本編19回、番外編4回にわたり連載しました「取手の火の見やぐら」は、今回が最終回です。
長期間にわたってお読みいただきまして、まことにありがとうございました。
さて「月・木・SAY」は、市ホームページに市職員が業務の一つとして記事を掲載するものですが、ここに私事を書くことをお許しください。
この3月末日を以て、再任用職員の任期が終了となります。
それによって3月末日で、これまでの私の「月・木・SAY」の記事は、市ホームページからすべて削除となります。
今回の記事が、私の「月・木・SAY」最後のささやきとなります。
長い間、本当にありがとうございました。