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請願(ひびき238号)
請願は、皆さんが国や県、市町村に対し、要望を伝える制度です。憲法には、国民の基本的権利として請願権(第16条)が保障されています。
議会への提出は議員の紹介を通じて行います。
このページでは第2回定例会で審議された請願の討論を掲載しています。
請願
請願の内容と議決結果は、次のとおりです。
提出者
茨城県医療労働組合連合会 執行委員長 後藤朋子氏
紹介議員
小池議員・細谷議員
内容
次の事項についての意見書を政府関係機関に提出することを求める
- 今後も発生が予想される新たな感染症拡大などの事態にも対応できるよう、医療、介護、福祉に十分な財源確保を行うこと
- 公立公的病院の統合再編や地域医療構想を見直し、地域の声を踏まえた医療体制の充実を図ること
- 安全・安心の医療・介護提供体制を確保するため、医師・看護師・医療技術職・介護職等を大幅に増員すること
- 保健所の増設・保健師等の増員など公衆衛生行政の拡充を図ること。ウイルス研究、検査・検疫体制などを強化・拡充すること
- 社会保障に関わる国民負担軽減を図ること
- 根岸議員【賛成討論】
国の対処が十分ならば、現場から請願は出されない。請願に反対すると、命を守るための要望に反対したと市民は受け止めると思う。国民の命と健康を守るために、全ての請願事項を国に強く求めるべきだと判断。賛成。
- 小池議員【賛成討論】
医療現場で働く方々に、現場の状況を伺う中で、実態と逆行する政策は転換を求めなければと痛切に感じる。現場の声を尊重して、よい政策に転換することが議員としての責任。賛成。
提出者
県南農民組合 組合長 渋谷俊昭氏 ほか1人
紹介議員
遠山議員
内容
次の事項についての意見書を政府関係機関に提出することを求める
- コロナ禍で生まれた市場に滞留する在庫を政府が買い取るなどして市場から隔離し、需給環境を改善するとともに米価下落に歯止めをかけること
- コロナ禍などによる生活困難者・学生などへの食料支援制度を欧米並みに創設し、政府が支援すること
- 国内消費に必要のない外国産米(ミニマムアクセス米)について、国産米の需給状況に応じて輸入数量抑制を直ちに実行すること
- 関戸議員【賛成討論】
感染症による米の消費の落ち込みで、価格が暴落する可能性が高い。米の在庫は生活困窮者への食料支援のために放出を。取手の農業の柱である稲作を衰退させないために意見書を提出する意義は大きい。賛成。
- 鈴木議員【反対討論】
ワクチン接種が進みコロナ禍が終息し、米の需要も回復すれば、市場に滞留する過剰在庫も減る可能性がある。「大暴落」ではないと思う。また、ミニマムアクセス米については国際公約となっており多国間協議が必要で、輸入抑制を直ちに実行できる問題ではない。生産者の状況は十分理解できるが、反対。
- 遠山議員【鈴木議員に反論】
在庫は北海道の収穫量と同量が、だぶついている。今年の米価下落が見込まれているのは当然。また、日本の米を守るために、国が実態を少しでも改善できるよう発言していただきたい。鈴木議員に反論。
- 鈴木議員【遠山議員に反論】
請願趣旨の「市場価格が大暴落」「米価下落は底なしの状態」という表現が実態に合わないと指摘。遠山議員に反論。
- 遠山議員【鈴木議員に反論】
じかにJAに行き「今年も概算金は下がる、大変な状況」と生の声を聞いている。60キログラム1,000円下落は大変なこと。機械が壊れたら次はない、後継ぎをお願いできない、そんな農家の皆さんの声を届けたい。鈴木議員に反論。
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