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段ボールコンポストを使った堆肥の作り方
段ボールコンポストとは
段ボールコンポストとは、家庭で出る生ごみを、コンポスト基材を入れた段ボールに混ぜ込み、好気性(酸素を必要とする)微生物の力によって生ごみを分解し、堆肥化させるものです。
用意するもの
- 段ボール箱…縦30センチ、横45センチ、高さ30センチ程度のもの
- 底を補強する段ボール…他の段ボールから切り取ったものを1枚用意
- くん炭…10リットル(園芸店で購入できます)
- ピートモス…15リットル(園芸店で購入できます)
- 虫よけカバー…1枚(古いTシャツ等で代用できます)
- ガムテープ、園芸用スコップ、金網、レンガ・ブロック等
段ボールコンポストの作り方
- 段ボール箱の底を、もう1枚の段ボールで二重にします。段ボールの合わせ目は、ガムテープで貼り、隙間をふさぎます。
- 段ボール箱の中にくん炭(10リットル)とピートモス(15リットル)を入れ、よく混ぜ合わせます。くん炭とピートモスは2対3の割合です。
- 段ボール下部の通気をよくするため、レンガやブロック等の上に金網をのせ、その上に段ボール箱をのせます。
- 適度に水切りをした生ごみを段ボール箱に入れ、スコップでよく混ぜ込みます。この時、生ごみが段ボールの側面に直接触れると生ごみの水分で段ボールがふやけてしまうので注意してください。一日に入れる生ごみの量は500グラムから800グラムです。
- 虫の侵入を防ぐため、段ボール箱に虫よけカバーをかぶせ、雨のあたらない場所に置きます。通気性のよい古いTシャツ等で代用することもできます。
堆肥の熟成
生ごみを入れてから約3か月経つと、発酵が遅くなり、生ごみが分解しなくなる熟成期に入ります。熟成期には、生ごみを入れるのをやめ、毎日よくかき混ぜ、1週間に1回程度、水分を500ミリリットル程度入れます。その後、約1か月で堆肥ができあがります。
実際に堆肥として使用する場合、1か月から2か月程度、土に埋めてから使用すると土に馴染みやすくなります。