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市内の県立取手市松陽高校で実施されている取手市PR大使さくらまやさんとの交流事業「さくらプロジェクト」。今年度のさくらプロジェクト最後となるSDGsの授業が、令和5年11月17日に行われました。
今回は授業のもようをお伝えします。
SDGsについての講演会は、1年生の全クラスを対象。昨年に続き、講師をつとめたのは取手松陽高校OBで市役所職員の岩崎氏(「崎」は正式にはたつさき)と、さくらさん。
2年目ということでお互いの会話タイミングもぴったりで、打ち合わせの段階から楽しそうです。
講演は、まず講師紹介から始まります。さくらさんの紹介では、突然、歌を披露する場面も。一節歌うだけで完璧な自己紹介になるのはさすが!
さらに、生徒さんの緊張をほぐすために、アイスブレイキングを行って、場をあたためます。
講演はSDGs17のゴールの一つひとつについて、1問1答のクイズ形式で進められます。答え合わせの後、内容にまつわる経験談が語られたり、軽妙な掛け合いで生徒たちの笑いを取ったり、生徒に質問を振ってみたりと、親しみやすい雰囲気のなかで授業が進みます。
楽しいながらもためになる講義を通じ、考えを深めていく生徒たち
前半が終了する前に、講師から「ここまで全問正解のかたはいますか?」の質問。残念ながら、全問正解者はゼロでした。
休み時間の一コマ。さくらさんとの記念撮影
休憩時間後は、会場内の全員で体を動かしながら、スムーズに講義を聞く態勢づくり。場内で、生徒同士で話し合いながら一緒にSDGsについて知識を得、考えを深めました。
相談しながら答えを導き出していく
すべてのクイズが終了し、集計タイムに。正答数を数え各々点数を出していきます。そして、優秀者の表彰タイムです。前半の時点で全問正解者はゼロだったため、最高得点は、1問間違いのかたでした。
上位者から順に前に出てきてもらい、記念品が贈呈されます。記念品は「マイ箸」として使えそうなおはしや、エコボトル、SDGsピンズなど、すべてSDGsに関係のありそうなもの。
順位に関わらず、上位の生徒さんは皆、さくらさんから記念品を受け取り「授業はどうでしたか?」との質問に対しコメントしていきます。
「新しい知識を得られたので、とてもいい授業だったなと思います」、「SDGsというと難しい感じがして、5・6時間目の授業がゆううつだったんですけど、楽しく学べたのでよかったです。」「面白かったです」「あっているかなと思ったものが間違っていたりして、勉強不足だなと思いました。」「楽しかったでーす!!」と、講演会は大好評でした。
最後に設けられた質問タイムでは、生徒さんからの質問がでなかったため、先生たちが逆指名を受けることに。
質問を行う佐藤校長
校長の佐藤先生からは、個人でできるSDGsもあることを踏まえつつ、「学校としてできる取り組みにどんなものがあるか」という質問が。学校全体で取り組むことで、生徒さんの意識がより高まりそうですね。
もうひとり、後ろで授業を聞いていたALTのマイケル先生も指名を受けます。通訳の先生と共に前に出てきていただき、講師からインタビュー。
マイケル先生は、アメリカで行っていたSDGsに関する取り組みについて聞かれ、「コンポスト」を上げて下さいました。
こうして、SDGs講演会は大好評のうちに終了しました。
取材に協力してくださった先生がた、生徒の皆さん、ありがとうございました。