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取手市議会では、官民学連携協定により、議会のさらなるICT化導入による新しい民主主義の手法構築に向けてチャレンジしていきます。
令和2年6月15日(月曜日)、取手市役所議会棟議会議場にて、早稲田大学名誉教授・早稲田大学マニフェスト研究所顧問の北川正恭(まさやす)氏、一般社団法人地域経営推進センター代表理事の中村健(けん)氏、東京インタープレイ株式会社代表取締役社長の米田英輝氏、取手市議会・同事務局の4者による協定締結に向けた「デモテック宣言」セレモニーを開催しました。
当日の映像は取手市議会YouTubeサイトにてご覧いただけます。(外部リンク)(別ウィンドウで開きます)
結城繁副議長、須田光雄、海東一弘、根岸裕美子、久保田真澄、鈴木三男、小堤(こづつみ)修(おさむ)、小池悦子、岩澤信、落合信太郎、関戸勇、石井めぐみ、金澤克仁、細谷典男、山野井隆(たかし)、染谷(そめや)和博、佐藤隆治(りゅうじ)、赤羽(あかば)直一、遠山智恵子、加増(かぞう)充子議員
DemoTech(デモテック)とは、早稲田大学マニフェスト研究所では、新型コロナウイルス感染症の問題が発生する以前から、ICTやAIの技術・テクノロジーを活用した多様な主体の「参加」と「集合知」により、民主主義のアップデートができないかについての研究と運動の模索を始めていました。この運動を、ICTやAIを駆使した革新的・破壊的な金融商品「フィンテック(Finance×Technology)」にならい、Democracy(民主主義)にTechnology(技術)を掛けて、つくり出された造語です。
令和2年6月中から令和6年3月まで
取手市議会では、以前より誰もが参加しやすくわかりやすい「開かれた議会・議員活動」を目指し、議員と議会事務局職員が一体となった先進的な議会活動に取り組んできました。
現在、新型コロナウイルス感染症拡大防止のために、テレワーク導入やオンラインでの業務遂行が一般化するなど一気にICT化が進んで生活の在り方が激変する中、議会としていち早くオンライン会議を組織として取り入れ、感染拡大防止に努めつつ、議会の役割・権能を維持・向上しているところです。
新しい生活様式への移行が求められる中で、議会運営や議会活動では、ICTのさらなる活用が必須です。また、議員の妊娠・出産・疾病・介護・看護等についても、ICT活用によって議会への出席が可能となることで、結果的に議会としてのダイバーシティ許容にもつながり、議員のなり手不足問題への解決の一助ともなりうると考えています。
こうした観点から、取手市議会および議会事務局ではICTのさらなる活用による「未来型地方公共団体議会」実現を目指すこととしました。
議会における本会議や委員会へのICTの公式導入には、各種法令・規則の制定改廃や、機器・ソフト、アプリケーションの課題、さらに制度上の問題など、様々な制約が予測されます。
それらの課題を見出し、解決するために、官・民・学が連携してそれぞれの知見を発揮することで、「未来型地方公共団体議会」の形づくりを目指すものです。
山野井議員が司会を務めました。
染谷議員による開会宣言によってデモテック宣言セレモニーがスタートしました。
協定に向けたそれぞれの代表者から、デモテック宣言書が読み上げ、発表されました。宣言書の内容は次のとおりです。
宣言書を読み上げる北川正恭(まさやす)氏
宣言書を読み上げる齋藤議長
議会における本会議や委員会等へのICTの公式導入に向け、課題を見出し、解決するために、私たち官・民・学が協力・連携し、それぞれの知見を発揮することで「Democracy×Technology=DemoTech」の形づくりを目指すことをここに宣言する。
今年度、取手市議会に導入される東京インタープレイ株式会社の会議システム(SideBooks)を用いて、連携4者による「デモテック宣言書」へのオンライン署名が行われました。
署名される文字の1画1画が会場内のスクリーンに映し出されました。署名した齋藤議長は「オンライン署名は初めての経験。これからの協定による活動の責任を感じながら署名しました。」と語りました。
タブレットにオンライン署名する齋藤議長
写真向かって左から中村代表理事、米田代表取締役社長、北川名誉教授、齋藤議長、吉田議会事務局長
早稲田大学マニフェスト研究所ローカル・マネージャー 長内紳悟氏、取手市議会事務局次長 岩崎弘宜(ひろまさ)の二人により、「デモテック宣言」を踏まえ、広がる未来に向けたプチトークが行われました。オンライン署名が無事に終了直後に、笑いを入れながら軽いトークの中にも「デモテック宣言」の大きな可能性を熱く話されました。
また、取手市議会・同事務局の「議会愛」の言葉から、ハート(議会愛)&アクション(実践)は、取手市議会・同議会事務局が。
ハード(システム提供)&テクノロジー(技術)は東京インタープレイ株式会社が。
バード(地方議会が羽ばたく)&ルール(制度)は学校法人早稲田大学及び一般社団法人地域経営推進センターが担い、「ハート」の言葉に「四つの点」、「四者」が加わって「バード」、地方議会が未来に向かって羽ばたけるよう活動していきましょうと抱負も話されました。
加増(かぞう)議員から、第1部閉会のあいさつが行われました。
第2部は、早稲田大学名誉教授・早稲田大学マニフェスト研究所顧問 北川正恭(まさやす)氏による基調講演をいただきました。
開会宣言と北川先生の紹介を結城副議長が務めました。
基調講演は、「チャレンジ!デモテック宣言」と題し、三重県議、衆議院議員、三重県知事を長きにわたり務められた経験に基づく深い話を分かりやすくご講演いただきました。
今回のセレモニーには藤井市長も参加し、感謝の意を表するとともに、質疑応答が行われました。
北川先生と藤井市長は、「行政主導型から生活者起点の自治体経営へ」と題して、2008(平成20)年1月1日発行の広報とりでに、新春対談として掲載されています。
2008年1月1日発行 広報とりで2ページ(PDF:212KB)
2008年1月1日発行 広報とりで3ページ(PDF:197KB)
齋藤議長、議会事務局長から、協定締結に向けて関係者の皆さんに感謝と未来への力強い抱負が語られ、最後には「議会愛」のハートを二人でつくり、会場内からは歓声と拍手が沸き上がりました。
閉会宣言が、金澤議員から行われセレモニーを閉じました。
また、閉会後には、参加者全員により「未来に向かって!デモテック宣言!」とコールし、未来を見据えてこの事業を4者がワンチームとなって進めていく印象的なシーンでした。
これから取手市議会・同事務局は、チャレンジしていきます。市民の皆さんはじめ多くのかたのご協力をお願いいたします。
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