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請願(ひびき254号)
請願は、皆さんが国や県、市区町村に対し、要望を伝える制度です。憲法には、国民の基本的権利として請願権(第16条)が保障されています。議会への提出は議員の紹介を通じて行います。
このページでは第4回定例会で審議された請願の討論を掲載しています。
請願
請願の内容と議決結果は、次のとおりです。
請願第4号 脳脊髄液減少(漏出)症医療改善を求める意見書を国及び茨城県に提出することを求める請願書に係る意見書採択を求める請願…採択
提出者
脳脊髄液減少(漏出)症our Wish 篠原克子
紹介議員
杉山尊宣・本田和成・落合信太郎
請願事項
- 茨城県内に専門医のいる拠点となる病院を1か所確保するように県に求める意見書を提出すること。
- 厚生労働省においては国の研究機関で難治性の患者の診断基準の確立を急ぎ、治療方法の開発研究をし、治療体制を整えること、更に難治性の長期疾患患者を指定難病へ追加することを要望する旨の意見書を国へ提出すること。
討論内容
- 本田議員【賛成討論】
脳脊髄液減少症は難病指定がされていない。専門医も全国的に見ても非常に少ない状況。茨城県内には脳脊髄液減少症を診察できる医療機関は11施設となっているが、医療機関や医師によって治療のレベルはさまざまで、難治性の病症は対応できていない。大きな疾病や難病は誰がなってもおかしくない。日本は医療大国であり、医療は進歩しているといわれているが、どういった病気においてもクオリティ・オブ・ライフの向上がしっかりとなされることが、真の医療の発展である。
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請願第5号 情報公開・公文書管理の改善を求める請願書…不採択
提出者
取手駅前開発を考える会 比嘉恒雄ほか1人
紹介議員
加増充子
請願事項
- 諸会議の会議録は要約記録だけでなく、データ記録を取り、文書の保存基準に従ってこれを保存すること。
- 「事務の処理は文書によって行う」との原則どおりに行い、文書は情報開示の対象とすること。
討論内容
- 根岸議員【賛成討論】
A街区再開発事業において、どういう経過で図書館を核とする複合公共施設整備計画となったのか、行政が市民の知る権利に応えているつもりでも、それが市民には伝わっていない。審議会等の会議の公開・会議録の作成に関するガイドラインが情報公開条例や文書管理規則の目的と齟齬(そご)がないか、再点検する必要がある。
- 本田議員【賛成討論】
この請願は、情報公開条例や文書管理規則に沿った市民の知る権利を求めている。会議録作成のガイドラインが、市民の知る権利の立場に立って積極的な公開に努める内容になっているか非常に疑問。本請願を真摯(しんし)に受け止め、ガイドラインを修正し、ブラッシュアップする必要がある。
- 岡口議員【反対討論】
請願事項に、会議録は要点記録だけでなくデータ記録を取り、文書の保存基準に従ってこれを保存することとあるが、これは現実的ではない。市にはさまざまな会議があり、会議や議事の性質上、発言者が特定されることによって活発な議論の妨げにもなり得る。情報保存の観点、また会議の在り方の両面から見たとき、現在の事務の進め方は妥当である。
- 遠山議員【賛成討論】
この請願は、大事な市民参画の機会である公聴会を傍聴されたかたから出されている。そういう意味では、市議会は市民の立場に立つべき。また、行政側には、市民に開かれた行政、行政の見える化をしっかりと積極的に行ってほしい。
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