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市民憲章推進協議会では、市制施行50周年を記念した市民憲章「川柳」を令和2年12月から令和3年1月にかけて募集し、小学生から90歳代のかたまで500作品の応募がありました。
その後、市民活動団体「16(いちろく)創年の会」川柳会のみなさんのご協力により、応募作品のなかから選定した20作品について人気投票を行いました。その結果を参考に、市民憲章推進協議会長をはじめとする審査会での審議を経て、8つの受賞作品を決定しました。
作品を応募していただいたみなさん及び人気投票に参加していただいたみなさんにあらためてお礼を申し上げます。
自転車も 連れて取手の 渡し舟
石塚 流川(いしつか りゅうせん) さん 80歳代 の作品
以前、古利根でつり大会が毎年あって、参加した時に渡し舟を利用していました。そこで自転車も乗せられることを知って、ある日、自転車を乗せて対岸でサイクリングを楽しむことができました。そのことを思い出して川柳を作りました。私は今年7回目の丑年の84歳で、その記念する年に好きな川柳が受賞できまして、大変嬉しく思っています。
こりゃ読めん 小浮気小文間 小堀か
有為人(ういっと)さん 60歳代 の作品
市民憲章を何度も読み、取手の出来事や土地を思い浮かべるうちに、由緒ある珍しい地名を入れながら少し捻って、何とか川柳らしきものが出来たと思います。「これオオホリか!?」など、取手話しの切っ掛けになってくれれば嬉しいです。柳号は洒落で「有為人(ういっと)」に。介護予防のシルバーリハビリ体操やジャズボーカルをやっていますが、ジャズを歌う時は本名をもじった「マット平(たいら)」です。
この度は市民憲章川柳で市民憲章推進協議会長賞を頂き、誠に光栄です。受賞に恥じぬよう「人の為に有れ」でやっていければと思います。ありがとうございます。
ありがとう 産まれて良かった 取手の地
土田 悠我(つちだ ゆうが)さん 中学2年生 の作品
楽しい毎日を過ごせるのは、自然豊かな取手市で産まれ、家族やたくさんの友達と出会えた事への感謝を表現しました。
真っ直ぐな気持ちを表現したものが入賞できて嬉しかったです。
起伏富む 坂が長寿を 生む取手
石塚 流川(いしつか りゅうせん)さん 80歳代 の作品
取手市は、特に台宿は坂が多く、毎日9千歩くらい散歩をしていますが、坂が足腰を鍛えてくれて、長寿に繋がっていると考えてこの川柳を作りました。受賞しましたので、今後も散歩に励んで、健康長寿を伸ばしていきたく思っています。
光射す フジの花から 希望のせ
小泉 りお(こいずみ りお) さん 中学2年生 の作品
小学生の頃、藤棚の下のベンチにすわった時にさしこんでくる日差しが好きで、その光が「これからも強く生きていってほしい」という希望のように感じたことを詠んだ川柳です。受賞したことはにはとても驚きましたがそれ以上に嬉しい気持ちでいっぱいです。
今もなお 取二ブルーは 全国区
山羊 球二郎(やぎ きゅうじろう)さん 60歳代 の作品
令和2年11月に名誉市民の木内幸男さんが逝去されました。哀悼の意を表します。
「取二ブルー」をわかる人は高校野球ファンだけかなと思っていましたが、沢山いらしたことを嬉しく思います。昭和59年8月21日全国高等学校野球選手権大会優勝。PL学園を破っての優勝は取手の名を全国に轟かせました。50年の出来事の中で一番の興奮と感動でした。その時の取手二高のユニホームが独特の青で「取二ブルー」と呼ばれました。
利根川の 景色を連れて 常磐線
武市 温人(たけいち はると)さん 中学2年生 の作品
前に見た常磐線からの利根川の景色をふと思い出し、詠んだのがこの川柳です。利根川の景色と一緒に電車に乗っているような気持ちが伝わればいいなと思います。そして、これを詠んでくださったかたが四季折々の利根川の景色を思い浮かべて温かい気持ちになってくれたらうれしいです。
シンボルだ ダイナミックな 壁アート
岩本 愛珠(いわもと あず)さん 中学1年生 の作品
団地の大きな壁、高架下などの壁画を見て、詠んだ川柳です。取手の町を歩いたりドライブした時にいろいろな所に壁画があり、あんなにダイナミックな絵が描けるなんてすごいなぁと思っていました。なので、取手市のシンボルは私はあの壁画だと思い、それを川柳で詠んでみました。選ばれると思っていなかったので、嬉しかったです。
たくさんの応募をいただき、ありがとうございました。市民の皆様が応募するにあたり、取手市民憲章に目を通していただき、取手市の花・木・鳥や取手市の名所旧跡などを頭に浮かべながらの作品作りだったと思います。
審査にあたり、特に最優秀作品は市民投票でも多くの票を集め、最終審査会でも全員一致ですぐに決まりました。入賞作品については、どの作品も甲乙つけがたく、迷いに迷って選び抜いたものです。どの作品にも取手に対する郷土愛や市民である誇りが感じられ、市制50周年を迎えた取手市にエールを送る素晴らしい作品ばかりでした。
「取手市民憲章「川柳」運営に協力出来たことを感謝」
日本一健康寿命が長い町づくりを願っている「取手大好き人間」が集う「16(いちろく)創年の会」は、様々なボランティアを行っている市民活動団体ですが、「笑いは健康の源」と、市民の皆様とご一緒に「川柳会」も催し、その技を磨きつつ楽しんでおります。そのようなことから、この度の取手市民憲章「川柳」の募集から選定に至るまで、運営のお手伝いをするお声掛けを頂き、メンバー全員が心を一つにして推進、協力ができ、誠に有難く光栄でございました。
素敵な、真面目なキーワードを題材にして川柳に織り込むのは至難の業と思いきや、非常に柔軟な頭で「取手市民憲章」を理解、意識した、景色が見えるような素晴らしい句が続々と寄せられましたのは、少々驚きでもありましたが大変嬉しいことでした。取手市の今、歴史、情景、未来への希望などを上手に詠み込んだ秀作が入賞されましたが、今回の企画が川柳という楽しいツールによって、「取手市民憲章」の啓発と市制50周年を迎えた取手の魅力を再認識する良い機会であったように思います。県南をリードする取手市の発展を心よりお祈り申し上げます。
令和3年2月1日(月曜日)から令和3年2月18日(木曜日)まで
取手市在住、在勤、在学のかた
1076票
取手市民憲章「川柳」人気投票の結果(PDF:43KB)(別ウィンドウで開きます)
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