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身近なもので簡単にできる「水のう入り防水壁」の作りかた
「水のう」とは、ポリ袋などに水を入れたもので、段ボール箱などと組み合わせて使うことで防水壁として土のうの代用ができます。
身近なもので簡単につくることができますので、ぜひ作りかたを覚えておきましょう。
使用の際に注意すること
- 水のうは土のうより比重が小さいため、侵入する水の高さに応じて、2段から3段積みで使用してください。
- 水量によっては流されてしまう可能性もありますので、基本的に玄関や門扉の前など、片側は壁に面するような形で使用しましょう。
- 水のう及び水のう入り防水壁はあくまで浸水を軽減するためのものです。家屋等への浸水を完全に防ぐものではありません。
用意するもの
- 段ボールの空き箱
なるべく大きさをそろえたものを必要数(防水したい箇所を覆える幅分)
- ポリ袋(40リットル取手市指定不燃ゴミ袋など)
段ボールの数の2倍の枚数
- ガムテープ
- ブルーシート(レジャーシートでも可)
用意した段ボール箱を包める大きさのもの
今回例として使用したもの
- 500ミリリットルのペットボトル24本入りの空き箱 3箱
- 取手市指定不燃ゴミ袋 6枚
- 縦1.7メートル横2.6メートルのブルーシート 1枚
- ガムテープ1巻き
水のう入り防水壁の作りかた
- ポリ袋に3分の1から半分程度水を入れる
- 空気を抜き、しっかりと口を結ぶ
- 空のポリ袋で二重に包み、口を結ぶ(水のう完成)
- 水のうが破けないようゆっくり段ボール箱に入れる
- 同じもの(水のう入り段ボール)を必要数作る
- 段ボール箱をガムテープでしっかり閉じる
- 防水したい箇所にブルーシートを敷く
- 水のう入り段ボール箱を並べる
- ブルーシートで水のう入り段ボール箱を包む(必要に応じてガムテープでとめる)
- 水のう入り防水壁の完成
(注意)間口に合わせて段ボールの数を調整するなどしてください。
応用編
水のう段ボール以外でも、プランターや水を入れたポリタンク等をブルーシートで包むことで同じものが作れます。
国土交通省「家庭で役立つ防災」からの抜粋その1(PDF:384KB)(別ウィンドウで開きます)
また、水のうは浸水防止以外にも家の排水口の逆流防止にも使うことができます。
国土交通省「家庭で役立つ防災」からの抜粋その2(PDF:632KB)(別ウィンドウで開きます)
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