現在位置 ホーム > 市政情報 > 市長・議会・各種委員会 > 市議会 > 市議会の取り組み・活動 > 委員会の活動(先進地視察、行政への提言など) > 公共交通空白地域の解消に向けた提言書を提出(令和5年12月)
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令和5年12月12日、公共交通空白地域の解消に向けた提言書を金澤議長から中村市長に手渡しました。
建設経済常任委員会では、令和4年度に開催した議員と市民との意見交換会で意見が寄せられたことを契機に、市内における公共交通空白地域を課題として捉え、その解消に向けて、オンラインを活用して先進地視察を行うなどの調査を行ってきました。
その調査の結果、次の4つの事項を提言しました。
提出した提言書は、次のリンクからご確認いただけます。
公共交通空白地域の解消に向けた提言書(PDF:96KB)(別ウィンドウで開きます)
建設経済常任委員会での取り組みなど、提言書の提出までの経緯をご紹介いたします。
令和4年5月14日に開催した議員と市民の意見交換会で、コミュニティバスの運行ルートの変更により、病院や買い物に行く際に多大な負担が生じている旨の意見など、コミュニティバス関連の意見を多数いただきました。これらの意見に関し、建設経済常任委員が執行機関に確認するなどの現状調査を行いました。
令和4年11月2日、建設経済常任委員会を開催し、柏市の現地視察を行いました。現地視察のテーマは「デマンド交通」です。柏市では路線バスの運行が少ない南部地域や東部地域において、「かしわ乗合ジャンボタクシー」と「予約型相乗りタクシー(カシワニクル)」を運行するなど、交通政策において先進的な取り組みを実施しています。視察では、デマンドタクシー導入までの過程や事業スキーム、運行計画策定から実証実験等について説明を受けました。
その後、建設経済常任委員会で、デマンド交通の調査のため、山形県南陽市・福岡県嘉麻市・三重県三重郡菰野町へ、委員会の代表2名から3名を委員派遣制度により派遣しました。
取手市議会では、令和2年度から、従前の委員会全員による遠隔地への先進地視察を廃止し、委員会を代表した数名を派遣する形に変更しました。さらに、今回の委員派遣では、Zoomを活用し、現地に派遣した委員以外の建設経済常任委員、委員外議員、取手市の関係部署職員もオンラインで視察に参加。現地とオンラインをつないだハイブリッドな取り組みを実施しました。
こうした委員派遣制度やICTを活用することで、経費を削減しつつ、今まで以上に多くの議員・職員が調査に参加することができ、効果的に先進事例の調査を行いました。
令和5年1月24日、山形県南陽市を視察しました。視察テーマは、南陽市沖郷地区の高齢者向けタクシー「おきタク」についてです。南陽市では、民間のタクシーを活用し、コストを抑えながらコンパクトな地域公共交通サービスを実現している先進的な自治体です。今回の視察では、「おきタク」の詳細な事業概要、導入までの経緯や、予算について説明を受けました。
令和5年1月31日、福岡県嘉麻市を視察しました。視察テーマは「デマンド運行型バス」についてです。事業概要やバス導入の経緯、実績・効果・評価、今後の展望などについて説明を受けました。
令和5年2月9日、三重県三重郡菰野町を視察しました。視察テーマは「菰野町の公共交通・オンデマンド型の乗合交通」についてです。菰野町では先進的なMaaS(Mobility as a Service:地域住民や旅行者の移動ニーズに対応し、複数の公共交通や移動サービスを最適に組み合わせて検索・予約・決裁等を一括で行うサービス)の取り組みを行っています。町内のおでかけを便利にするMaaS「おでかけこもの」について説明を受けました。
令和5年9月25日、「公共交通とまちづくり」をテーマに議員研修会を開催しました。講師に拓殖大学名誉教授の秋山義継先生をお迎えし、議員24名と議会事務局職員3名、執行部職員6名が受講し、公共交通についての知識をより一層深めました。
議員研修会の後、建設経済常任委員会を開催し、参考人として、議員研修会に引き続き、拓殖大学名誉教授の秋山義継先生に出席していただきました。公共交通機関のデマンドについての協議が行われ、秋山参考人の有識者としての意見をお伺いしました。
令和5年12月8日の建設経済常任委員会において、公共交通空白地域の解消に向けた提言書を執行機関に提出することについて議長に依頼することを決定しました。そして、令和5年12月12日の第4回定例会最終日において、これらの調査経過を中間報告しました。
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