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取手市では、平成25年度より市民大学講座を実施しております。
市民大学講座は、市民のかたの「知りたい・学びたい」というニーズに応えるもので、健康や環境、歴史など様々な分野の講座を実施しています。なお、市民大学講座はどなたでも受講できます。
令和3年度は年間で合計1175名のかたが講座を受講しました。
取手市の実情に合った地域防災について、災害時における各組織の役割等の再確認、また地域の住民を守る行動や課題の共有、解決のための手法について、グループに分かれてディスカッション及びタイムラインの作成を行います。
いま、時代は大きく変わろうとしている。人間の文化の地平が大きく変動していこうとしている。人間の歴史とは何だったのか。そのことを、絵画の歴史を通して考える。『青の美術史』(平凡社)、『絵画の冒険』(東京大学出版)、また最新刊の『クリスチャンにささやく』(水声社)で論じたアーティストたちへの「存在への問い」の冒険を通して、われわれがどこからどこに行こうとしているのかをいっしょに考えてみたい。
なぜ、ほとんどの猫が腎臓病になるのか?それを解き明かす鍵がAIMである。AIMは血液の中にあって、病気の原因となる様々な「生体ゴミ」を速やかに掃除する役割をもつ。ところが猫では、先天的にAIMがうまく働かず、腎臓にゴミがたまり続けることによって、徐々に腎臓が破壊され腎不全に陥ってしまう。人間でも自分のAIMのゴミ処理能力を超えるほどのゴミがたまると、腎臓病を初め、現在の医療では治療が困難な様々な病気が発症すると考えられる。すなわち、AIMを薬として用いれば、猫でも人間でも、治らない病気に打ち克てる可能性が高い。今回は、こうしたAIMの研究の歴史についてお話ししたい。
ウイルスと人間はずっと共存してきた。新しいウイルスが出てきても相手をよく知ることが大事である。また、ウイルスは、致死性感染症の防御にも、新しい癌治療法の開発にも役立つ強い味方にもなる。本講演ではウイルスの有用性を紹介する。
学校は、勉強ができて、協調性がある明るく素直な子を理想としてきたような気がします。読み書きが苦手、協調したくないと言った子どもには生きにくい場所でした。AIやロボットによって社会の求める人間像も変わってきました。これからの教育について一緒に考えてみましょう。
地球温暖化対策のため、2050年までに二酸化炭素排出をゼロにする脱炭素が求められています。脱炭素社会でのエネルギーや、脱炭素を実現するためのカーボンプライジング(炭素に価格を付ける仕組み)などをお話しします。
普遍な振動現象を利用して、時間を共有する道具が時計でした。かつての天文観測に代わり、現在では、遙かに正確な周期性をもつ原子の振動が時間を決めています。さらに進化した原子時計は、重力によって曲がった相対論的な時空を映し出すことで他者との時間共有の難しささえ浮き彫りにし、原子時計が基礎におく物理定数の恒常性まで研究の対象にしようとしています。2001年に提案した「光格子時計」は、現行の国際単位系の1秒の精度を100倍以上も凌駕し、「秒の再定義」に迫ろうとしています。この精度では、地上数センチメートルの高低差で、地球に近い時計は重力によって時計がゆっくり進むのを確認できます。最新の研究成果を紹介し、未来の時計の役割を展望します。
(注意)
過去の特別講座の詳細は下記リンク先をクリックすると閲覧できます。