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徳川家の重臣で「鬼作左(おにさくざ)」とあだ名された本多作左衛門重次は、天下人となった豊臣秀吉の勘気にふれ、家康もやむなく蟄居(ちっきょ)を命じ、そのまま許されること無く取手の地で亡くなりました。日本一簡潔な手紙「一筆啓上、火の用心、お仙泣かすな、馬肥やせ」は、本多重次が、戦場から妻に宛てたといわれる手紙です。要領を得た簡潔な手紙文として余りにも有名です。