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更新日:2024年11月18日

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(県指定文化財)長禅寺三世堂

長禅寺は大鹿山長禅寺と号し、臨済宗妙心寺派に属しています。慶安2年(1649年)将軍徳川家光より寺領5石3斗を賜る朱印状の交付を受け、以後明治維新まで歴代の将軍より朱印状を受けています。また市内に残る石造遺物の約6%がここにあります。
手前に開花した桜の花があり、奥に三世堂が見えている。

南側の石段をのぼりきると、正面に建つのが茨城県指定文化財の三世堂です。外観は2層ですが内部3層で、「さざえ堂」の形式になっており、上り階段と下り階段があり、堂内では参拝者が交差せずにまわれるようになっています。棟札によれば、宝暦13年(1763年)に建立された堂が大破したため、享和元年(1801年)に再建されたとあります。1層に坂東三十三か所観音札所、2層に秩父三十四か所観音札所、3層に西国三十三か所の各本尊の写しを安置しており。合計百体の観音像があることから、百観音堂と呼ばれています。

さざえ堂は他には、群馬県太田市の曹源寺、埼玉県本庄市の成身院、福島県会津若松市の旧正宗寺、青森県弘前市の蘭庭院と、長禅寺を含めて全国で5棟しか残っておらず、大変に貴重な建物です。

(注意)普段は内部の一般公開はしていません。

下記の項目をクリックするとPDFファイルでご覧いただけます。

長禅寺三世堂の解説パンフレット(PDF:787KB)(別ウィンドウで開きます)

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