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(令和4年)ストリートアートステージに新しい作品を設置しました
JR取手駅東口前の歩道沿いにあるストリートアートステージ(屋外作品展示台)7基のうち5基(stage2からstag6)に新しい作品を設置しました。作品は、東京芸術大学美術研究科彫刻専攻の将来有望な学生が制作しました。
残りの2基は令和5年度中に設置予定です。近くにお越しの際は、ぜひご覧ください。
ストリートアートステージ作品一覧
stage2
- 作品名 平和な今の為のうそ
- 作家名 高橋 瑠璃(たかはし るり)
- 材質 石
- 寸法 幅80 高さ37 奥行15(センチメートル)
- コンセプト(作者原文のまま)
色々なことの辻褄を合わせる為のたくさんの小さい嘘があたたかい人間味を感じる部分だと思いました。
stage3
- 作品名 ventifact
- 作家名 小島 樹(こじま いつき)
- 材質 鉄
- 寸法 幅20 高さ35 奥行20(センチメートル)
- コンセプト(作者原文のまま)
ventifact(風稜石)とは砂漠などの乾燥した砂地において、風により運ばれた砂などの粒子によって長い年月を経て削られ、磨かれた石や岩のことである。私が用いる技法において熱しながら酸素を局所的に噴射し、溶融させた鉄の表面にはその風圧によって抉られたような痕跡が残る。その痕跡に私は手の中で自然が加速、圧縮されているような感覚があり、目を奪われた。
stage4
- 作品名 共鳴プルメリアフリーダム
- 作家名 野口 真美子(のぐち まみこ)
- 材質 ブロンズ
- 寸法 幅24 高さ57 奥行20(センチメートル)
- コンセプト(作者原文のまま)
例えば谷中の霊園で、小学校へ向かう通学路で、タイの寺院で。そびえ立つ樹木に私の心は震える。ロダンの彫像、特に大きな立像の特徴のひとつとして、人体として見ればかなり激しい重心の傾きが見受けられる。モノ化され再構成された人体のイメージ。これはもう樹木であるし、暴力であるし、愛である。物体である私達は体からどこへも行けないし、視点を持っている。光を集める物体としての、樹木と私達の共鳴。
stage5
- 作品名 鉢の花4-1-2(ブロンズ)
- 作家名 本岡 景太(もとおか けいた)
- 材質 ブロンズ
- 寸法 幅18 高さ35 奥行16(センチメートル)
- コンセプト(作者原文のまま)
紙と酢酸ビニル系樹脂による独自の技法「歪曲張り子」による彫刻を、さらに型取り、鋳造し、ブロンズ彫刻とした作品である。内側の型から剥がされ、再構築されることで自立する「歪曲張り子」による作品は、薄い紙の厚みに作品の身体の量が定められており、これが中空状の作品の形態に大きく影響を及ぼしている。本来主に紙との対話によって現れていた表現は、ブロンズの肉体に置き換えられ、野外に設置されることで、どのような発展を遂げ、時間と空間に対してどのような角度から存在するのか関心がある。
stag66
- 作品名 assemble wing
- 作家名 関野 正祥(せきの まさよし)
- 材質 鉄
- 寸法 幅274 高さ65 奥行36(センチメートル)
- コンセプト(作者原文のまま)
伝統文化と技術革新がいり乱れる現代に生きる私たちは、インターネット上で形成される疑似的なコミュニケーションによって人本来のつながりが薄まりつつあると感じこの作品を制作した。モチーフである斗組(マスグミ)は社寺建築などの構造を支える部材であり様々な形の材料を組み合わせ成り立っている。本来の上方向に延びていく構造を横に展開し形作ることで、様々な人と人が直接触れ合いひとつのものを作り出す人間の本来の在り方を表現した。
設置場所
JR取手駅東口前歩道沿ストリートアートステージ(stage2からstage5)
位置図