取手駅西口駅前に「図書館を核とした複合公共施設」の整備を目指します

取手駅西口A街区地区では、地権者の皆さん（再開発準備組合）による市街地再開発事業の検討が進められています。当該事業によって、約200戸のタワーマンションや商業機能等を有する新たな建築物（A街区再開発ビル）が建設される予定です。

取手駅西口A街区地区第一種市街地再開発事業の概要については以下のリンクをご覧下さい。

このたび、市では、A街区再開発ビルの一部の床を活用し、図書館機能を核とした複合公共施設の整備を行う方針を決定しました。
図書館機能については、既存の取手図書館の機能を移転（既存の取手図書館を廃止）させ、より広々とした学習・閲覧スペースや、開放感のある居心地の良い空間の確保、カフェの併設など、機能の拡充を図ることを目指します。
また、図書館機能の整備にあわせ、多目的に活用できるラウンジ機能や、楽器が演奏できるスタジオ、市民の活動内容を発表できるスペースなど、市民交流・市民活動支援機能を複合させることを目指します。

複合公共施設イメージパース。ガラス張りの建物の中に人々が集い行き交う場所があり、交流が生まれている様子のイラスト。

A街区再開発ビル内に整備を目指す複合公共施設のイメージパース
（注意）あくまでもイメージであり、今後変更となることがあります。

施設のキャッチコピーは「あなたの居場所、私の居場所、取手駅前Library」

整備を目指す複合公共施設は、ゆったりとした時間を一人でも過ごせる場所、勉強や趣味に没頭できる場所、友人や家族と一緒に楽しい時間を過ごせる場所等となる、市民の皆さんの「居場所」を提供したい、という意味を込めて、「あなたの居場所、私の居場所、取手駅前Library」としました。
市民の皆さんに、交流する場・居場所となる場、生涯を通じた学びの機会、居心地の良い場、文化的・地域的活動の創造・発信の場を提供できるよう、検討を進めていきます。

公共施設には5つの機能を複合

整備を目指す複合公共施設には、5つの機能を複合させることを目指します。

公共施設の5つの機能の図。3つの輪が描かれ、重なりあう部分にそれぞれに期待される役割・機能が記載されている。

取手図書館（開閉架、閲覧・学習席、窓口）
好きな飲み物を片手に本を読める、ゆとりある快適な閲覧・学習スペースを多く確保した滞在型図書館の配置を目指します。
カフェ・オープンテラス
多目的ラウンジ内に、来館者同士の交流促進と集客性・滞留性の向上を図るため、お洒落な雰囲気のカフェや、カフェに隣接したオープンテラスの配置を目指します。
窓口・オープンステージ（イベント空間）
貸室業務をはじめ、活動をされるかたへのサポートや、市民・来街者を惹きつける魅力的なイベントの企画等を行う窓口の配置を目指します。また、個人やサークル、団体等が行っている活動の、ミニ発表会やイベント等が可能な場の提供を目指します。
音楽スタジオ・会議室
楽器の演奏や歌唱など音楽活動ができる防音のスタジオや、活動の見える化を図るためガラス張りの会議室（小・中規模）の配置を目指します。
多目的ラウンジ（フリースペース）
開放的で居心地の良いオープンスペースに、自由にレイアウト可能なテーブル・イスを配置した空間の提供を目指します。

複合公共施設整備事業　スケジュール（令和6年2月末現在）

複合公共施設のスケジュール図

令和6年度
市街地再開発事業の都市計画決定（令和6年10月予定）にあわせて、公共施設基本構想の公表を行う予定です。令和6年の夏頃を目標にパブリックコメントを実施します。
令和7年度
基本構想策定後、基本構想をより具体的にしていく、公共施設基本計画及び内装基本設計を行っていく予定です。市民アンケート等により市民の皆様のご意見を取り入れながら、各機能の規模・配置、運営方法等を検討していきます。
令和8年度
市街地再開発事業の検討の進捗にあわせながら、公共施設の内装実施設計を行う予定です。
令和9年度
（A街区再開発ビルの工事着手予定）
令和9年度から令和11年度
A街区再開発ビルの工事の進捗にあわせながら、内装工事等を行い、令和11年度中の公共施設開館を目標に、検討を進めていきます。

（注意）スケジュールは変更となる場合があります。