現在位置 ホーム > 月・木・SAY 職員のささやき > 市長・副市長・教育長 > 副市長 伊藤 哲 > 【芸術家との連携】小学生とアートのふれあい(副市長 伊藤哲)
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副市長の伊藤哲です。アートのまち取手は、東京藝術大学や郷土作家の皆様との連携により、日常の中にアートが溶け込み、心豊かな生活を送れるようなまちづくりを進めています。その一環として、昨日、白山小学校と山王小学校で芸術家の皆様とコラボした授業があり、現場に伺いました。
白山小学校のシンボルとして長年、校庭から児童を見守っていた桜の木は、老朽化や校庭の面積を確保するため、伐採されました。この桜の木を思い出として残そうと、東京藝術大学教員と子どもたちがワークショップを通じて作品制作を行いました。
今回伺ったセッションは、くさびで割った桜の幹や枝をスタンプにして、大きな和紙に桜の木を描くものでした。
子どもたちはまず、班ごとに「どの角度から見た桜にしたいか」「枝の面や和紙の向きをどのように使いたいか」「何色にしたいか」などを相談し、作品のイメージを膨らませた後で制作に取りかかりました。
それぞれの豊かな個性と感性を反映した、色彩豊かで、大小様々な桜が完成しました。これらの作品は、これから東京藝術大学により新たなアートに加工・昇華されるとお聞きしました。来年度の完成が楽しみです。
小規模特認校の山王小学校は、少人数ならではの特色ある教育活動を展開しています。その教育活動の一例として、「創造する力・表現する力」を育むため、地域に暮らす芸術家との活動を継続しておこなっています。
取手アートプロジェクトとの各種連携事業もすっかり学校に定着してきましたが、今回も同団体の協力により行われている野焼きに伺いました。
【山王小学校×アート】小規模特認校での特色ある取組(副市長 伊藤哲)
子どもたちは、山王地区の田んぼなどからとれた粘土を練り上げて、作品を創り上げます。さらに、薪も木材を集めて自分たちでくさびを打って作ったものです。
形が仕上がった粘土は、保護者や地域の皆様に見守られながら、手作りの薪で焼き上げられます。また、今回は、山王公民館でも参加者を募り、20名もの方が自らの作品を焼き上げる野焼きに参加されたと伺いました。
野焼き当日は、天気にも恵まれたこともあり、火の回りがほどよく絶妙となり、たくさんの土器や壺、へび年にちなんだ置物や壁にかける装飾がきれいに焼き上がりました。毎日進化し続ける取手アートプロジェクトにおかれましては、アートのまち取手の成熟に向けて、今後もご協力をお願いいたします。