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更新日:2024年8月23日

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学校給食の食品ロスを減らす取組

学校給食は、成長期の子どもたちの健全な発達のために、必要な栄養素をバランスよくとれるように考えて作つくられています。
また、郷土料理や世界の料理など、バラエティーに富んだメニューを提供するとともに、地場の農産物についても積極的に取り入れるなど、子どもたちに「食」について興味を持ってもらうため、さまざまな工夫を行っています。

このように食べ残しが少なくなるような工夫は行っていますが、給食の「食べ残し」を全くなくすことは難しい状況にあります。また、給食をつくる過程では、どうしても「食材の切りくず」が発生してしまいます。

給食の食べ残し等の量

取手市の児童・生徒1人当たりの食べ残しの量(令和5年度分)

年間の食べ残し量

  • 各学校調理業務方式(旧・取手市地区小学校) 10.8キログラム
  • 各学校調理業務方式(旧・取手市地区中学校) 10.9キログラム
  • 学校給食センター調理業務方式(旧・藤代地区小中学校、幼稚園) 7.8キログラム

(注意)学校給食センター調理業務方式で給食を提供している学校は、新型コロナウイルス感染症対応の一環として、主食(米飯、パン、麺類)の食べ残し調査を中止しています。そのため、主食の数値が入っていません。

取手市の児童・生徒1人当たりの野菜の切りくず等の調理残渣量(令和5年度分)

年間の調理残渣量

  • 各学校調理業務方式(旧・取手市地区小学校) 2.3キログラム
  • 各学校調理業務方式(旧・取手市地区中学校) 3.4キログラム
  • 学校給食センター調理業務方式(旧・藤代地区小中学校、幼稚園) 3.2キログラム

取手市の児童・生徒1人当たりの廃油量(令和5年度分)

年間の廃油量

  • 各学校調理業務方式(旧・取手市地区小中学校) 1.67キログラム
  • 学校給食センター調理業務方式(旧・藤代地区小中学校、幼稚園) 1.69キログラム

(比較参考)全国市町村の児童・生徒1人当たりの年間食品廃棄物発生量(平成25年度推計)

  • 食べ残し 7.1キログラム
  • 調理残渣 5.6キログラム
  • 廃油等その他 4.5キログラム

出典:環境省「学校給食から発生する食品ロス等の状況に関する調査結果について(お知らせ)」

学校給食から発生する食品ロス等の状況に関する調査結果について(お知らせ)(外部リンク)(別ウィンドウで開きます)

食べ残し・食材の切りくずを減らす・活用する取組

残食を減らす取組

現在、各学校に配置された栄養教諭や栄養士による給食の味付けや調理方法の工夫、給食時間に担任教諭による指導および放送での呼びかけ、リクエスト献立の推進等の取組により、教育委員会、各学校が一丸となって食べ残しの減量化に取り組んでいます。

食べ残しの理由は、個人差など、子どもたちによって様々ですが、大きな理由の一つに「好き嫌い」があり、特に野菜、豆類などのメニューが多く残りがちです。毎日、残食を量ることにより、どの献立の時は残菜量が多いのか少ないのかを把握し、残食が少なくなるような献立づくりの参考にしています。

食べ残しと食材の切りくず等を資源化・再利用する取組

食べ残しと食材の切りくずの堆肥化

平成30年度から協議し、令和元年度からは学校給食センターから発生する野菜の切りくずや、学校給食センターから給食を提供している学校で発生した残食は、堆肥化できるよう民間事業者に委託しています。

また、令和2年度からは、ごみの減量化を目指し、取手西小学校(モデル校)に生ごみ処理機を導入しました。

取手西小学校で生ごみ処理機を使った環境授業を行いました

廃食用油の再利用への協力

市立小中学校の給食室と学校給食センターで使用した調理用の油を、バイオディーゼル燃料の原材料として利活用できるよう、平成23年8月から牛久市と連携しています。

食品ロス削減の観点から食材の切りくずを少なくする取組

食べ残しを減らすだけでなく、食材の切りくずを少なくすることも重要です。取手市では、食育、食品ロス削減、持続可能な開発目標(SDGs)の達成の観点から、本来食材の切りくずとなる部位等を活用した献立の定期的な提供を目指しています。

その他取り組み

感染症の拡大防止による学校の臨時休業が急遽発生した際、肉類等の事前加工を要する食材を例に挙げると、直近での注文キャンセルができない場合があります。

食材を廃棄しないようにするため、過去の事例として、市立保育所や市内福祉事業所に食材を寄付した他、臨時休業をしていない市立小中学校の給食で食材を活用しました。

保護者の皆様へ 家庭でも取り組んでください

ご家庭でも、お子様の好きな食べ物、よく食べる料理ばかりではなく、野菜、魚介類、豆、海藻など幅広い食材を積極的に食卓に乗せてみてください。

そして、苦手な物や食べたことがない料理も、一口チャレンジさせて、味の学習をさせてあげましょう。繰り返し食べて味に慣れることで、克服しやすくなります。また、苦手な理由を聞いてみましょう。「匂いが嫌い」「苦いから」などは調理法を工夫すれば食べられることもあります。

食卓は食べ物に対して感謝をすることを学ぶ機会でもあります。残さず食べることで、食品や生産者、調理をしてくれた人へ感謝する心を育てましょう。

このページは、以下のSDGsのゴールと関連しています。

SDG's目標12「つくる責任つかう責任」画像

SDGsとは

 

お問い合わせ

保健給食課 

茨城県取手市藤代700

電話番号:0297-74-2141(代表)

ファクス:0297-83-6610

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