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令和6年5月1日(水曜日)、株式会社アドバンスト・メディア、取手市、取手市議会は、音声テック関連技術連携協定に関連し、各代表3者による対談を行いました。
音声テック関連技術連携協定は、当初令和3年4月から3年間締結していたもので、株式会社アドバンスト・メディアが有するAI音声認識などの技術により、市議会が取り組む「デモテック戦略」をより充実させるとともに、議会をはじめとする行政事務の効率化などに関するICT化への技術開発に取り組んできました。
市としては、障害福祉課カウンターにリアルタイムに相談内容音声を表示するパネルを設置したり、庁内業務に生成AIや音声認識システムの活用を推進してきました。
障害福祉課に音声認識文字表示ディスプレイを設置しました
職員向け生成AI・音声認識システム利用研修会を開催しました
ICTやAI技術、テクノロジーを活用した多様な主体の参加と集合知により、民主主義をアップデートしようとする運動のことで、Democracy(民主主義)にTechnology(技術)を掛け合わせ、Demotech(デモテック)という造語で称したものです。
上記期間中にも日々進化を続けてきた生成AI技術をはじめとした時代の変化に合わせ、その変化に即したものに発展させるため、内容を見直し、新たに令和6年4月1日から令和7年3月31日までの1年間の協定を締結しました。
株式会社アドバンスト・メディア&取手市・取手市議会との音声テック関連技術連携協定書(PDF:115KB)(別ウィンドウで開きます)
株式会社アドバンスト・メディアの大柳取締役から企業説明が行われた後、中村市長と岩澤議長からそれぞれの前回協定期間中の取り組みや成果について振り返りました。
また、新たな協定期間における、現状の課題や今後の展望についても話し合われました。
中村市長は「今後の1年間で生成AI・AI音声認識を発展的に活用し、市民生活の向上、さらには市役所業務の効率化と質の向上を目指し、3者で連携を取りながら協力をしていきたいです。また、AIの技術は進歩しつづけているので、積極的に活用し先進的な取り組みができるようにしていきたいと思います。」と述べました。
岩澤議長は「3年間アドバンスト・メディアとさまざまな取り組みを行い、その中で出た課題などに対して熱心に取り組んでいただきました。生成AIやAI音声認識の技術の進歩、人間とAIが手を携える時代が到来したと感じています。生成AIには課題もありますが、3者で協力しながら生成AIを使った文書作成などに取り組んでいきたいと思います。」と述べました。
最後に、大柳取締役から「新たな取り組みをご一緒できるのを嬉しく思います。取手市役所・取手市議会の方々には、AI技術が浸透し働き方改革に貢献できていると思います。一方で、取手市民には、まだ浸透していないと感じており、今後は市民の方々にも我々の技術を活用していただき、生活面での利便性向上などに貢献していきたいと思っています。」と今後の抱負を語りました。
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