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近頃よく耳にする「エシカル消費」という言葉をご存知ですか。エシカル(ethical)とは直訳すると「倫理的・道徳的」という意味です。令和元年度の消費生活展で取手市消費者サポーターが「エシカル消費」についての研修成果をわかりやすく発表していますのでご紹介します。
世界には、地球温暖化や海洋汚染など様々な問題があります。私たちは日々何らかの消費行動をしていますが、コットンやコーヒー、紅茶、カカオなど多くの物は途上国で作られています。しかし、その生産背景には、労働搾取や児童労働、環境破壊といった深刻な問題が潜んでいます。「エシカル消費」とは、より良い社会に向け、人や社会、環境に配慮した倫理的な消費行動のことです。私たちが、消費している物やサービスの生産背景を知り、児童労働などがなく、公正な取り引きが行われている物や、環境負荷の低い物を買うという行動を取ることは、それ自体が社会問題の解決への貢献なのです。
2015年に国連で採択された持続可能な開発目標(SDGS)の一つに「つくる責任、つかう責任」があります。エシカル消費を日々の生活の中で考えることは、この目標達成の大きな一歩となります。「フェアトレード」を筆頭に、「地産地消」や「障がい者支援につながる商品」など、人や社会、地球や環境に配慮した、幅広い消費の形があります。
「消費」という行動は、食べることや使うこと、買い物など、私たちの生活そのものです。世界の未来を考え、持続可能な社会にしていくために大切なのは、私たちの日々の消費生活です。
エシカル消費って何?(PDF:1,660KB)(別ウィンドウで開きます)
できることからはじめよう(PDF:1,636KB)(別ウィンドウで開きます)
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