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更新日:2024年6月26日

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【一部事務組合】市民生活を支える広域施設(副市長 伊藤哲)

副市長の伊藤哲です。先週の金曜日に、気象庁より関東甲信地方の梅雨入りが発表された一方で、週明けの月曜日にはその危険な暑さのため、茨城県では本州で今年初となる熱中症警戒アラートが発表されました。本格的な夏を前に、蒸し暑い日が続いております。気温も湿度も高い日は、熱中症のリスクが高くなります。こまめな水分補給をするとともに、屋外での不要な行動をできる限り避けつつ、室内でエアコン等を使用するなど、熱中症予防を心がけてください。

さて、私が副市長を拝命してまもなく2か月が経過します。副市長の責務を全うするため、多方面から情報収集し、行政について考え理解を深められるよう日々努めております。その一環として、先日、時期を同じく副市長に就任した黒澤副市長とともに、市民生活を支える2つの一部事務組合「常総地方広域市町村圏事務組合」と「茨城県南水道企業団」を視察しました。

一部事務組合とは

「一部事務組合」とは、地方自治に関連する専門用語です。簡単に申し上げますと、市民生活に必要な業務を1つの市町村だけでなく、複数の市町村による出資等をもとに処理する団体のことを指します。業務の例としては、ごみ処理、上下水道管理、し尿処理、レジャー施設管理などが挙げられます。各市町村が行うべき同一の事務を持ち寄って共同処理することで、行政運営の効率化が図れることが「一部事務組合」設置の目的のひとつとなります。

常総地方広域市町村圏事務組合

この団体は、守谷市に所在地があり、ごみ処理施設運営、スポーツ施設運営などをおこなっています。今回は、ごみ処理を担う常総環境センターを訪問しました。同センターでは、ごみ処理の各工程を実際の稼働状況を確認しながら説明を受け、ごみ処理現場の運営について理解を深めました。

印象的だったことは、交替制により非常に多くの職員により、運営されていることをあらためて認識しました。そのなかで、缶の仕分けなどの手作業がすばやく行われている現場を拝見し、その苦労もわかりました。

この施設は環境にやさしい設計となっています。例えば、ダイオキシン類などの有害物質を取り除くために、減温塔では燃料ガスを水で200度以下まで冷やし、集じん器では薬剤を吹き込んで排ガス中のすすを取り除いているとのことです。これにより、ごみ焼却処理で発生するダイオキシンの排出を10分の1以下に抑えられているそうです。

他にも、焼却の工程で生成されるスラグは、資源として有効利用ゆることができ、1日当たり約1トン供給していますが、それ以上に需要があるようです。

常総地方広域市町村圏事務組合のホームページ(外部リンク)(別ウィンドウで開きます)

大きな窓枠をのぞき込む男性たち
写真は、施設に運搬されたごみをピット搬入車両へ積み替えている様子です。

茨城県南水道企業団

この団体は、龍ヶ崎市に所在地があります。その主な業務は、「上水道による給水とその維持管理」です。同団体は、県内有数の大型給水施設として、昭和37年から今まで市民生活に必要な浄水を提供しています。

施設は、安全で安定的に水を供給するため、施設内で水質検査及び処理をおこなっていることと、停電時等の有事に備え、自家発電設備を有していることよくわかりました。

茨城県南水道企業団のホームページ(外部リンク)(別ウィンドウで開きます)

扉を開いて、機械をのぞきこむ男性
写真は、停電した際に臨時で給水ポンプを稼働させるための予備電源設備です。電源設備を動かすと、大きな稼働音が出るため、その室内の壁は防音処置がされています。

 

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