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食べ物の情報を見てみよう（家庭での食育）

食品表示を見よう

食品を買うときに、何を見て選んでいますか。食品を包装する袋や、プラスチックパック、缶には、食品についてのいろいろな情報が書いています。それらの情報を食品表示と言います。

食品表示は食品のプロフィール

加工食品の食品表示にどんな情報があるのかを見ていきましょう。

原材料名

使用量の多いものから表示されます。

期限

賞味期限や消費期限が表示されます。

消費期限

袋や容器を開けないままで、書かれた保存方法を守って保存していた場合に、この「年月日」まで、「安全に食べられる期限」のこと。お弁当、サンドイッチ、生めん、ケーキなど、いたみやすい食品に表示されています。

賞味期限

袋や容器を開けないままで、書かれた保存方法を守って保存していた場合に、この「年月日」まで、「品質が変わらずにおいしく食べられる期限」のこと。スナック菓子、カップめん、チーズ、かんづめ、ペットボトル飲料など、消費期限に比べ、いたみにくい食品に表示されています（作ってから3ヶ月以上もつものは「年月」で表示することもあります）。この期限を過ぎても、すぐに食べられなくなるわけではありません。もし、賞味期限が過ぎた食品があったら、大人と相談してから食べましょう。

食品は表示されている保存方法を守って保存しておくことが大切です。ただし、一度開けてしまった食品は、期限に関係なく早めに食べるようにしましょう。

（注意）消費期限も賞味期限も、袋や容器を開けないで、書かれた通りに保存していた場合の安全やおいしさを約束したものです。一度開けてしまった食品は、期限に関係なく早めに食べるようにしましょう。

保存する方法

保存する時に注意することが書かれています。

例:
直射日光は避け、常温で保存
要冷蔵(10度以下)

製造者

食品を製造している会社の名前や住所が書かれています。

栄養成分表示

食品に含まれる栄養成分が書かれています。そのうち、たんぱく質、脂質、炭水化物、ナトリウム(食塩相当量)の量及び熱量は、必ず表示しなければなりません。

栄養成分表示は、熱量、たんぱく質、脂質、炭水化物、ナトリウムの順で、ナトリウムについては食塩相当量で表示することとされています。また、栄養成分の量及び熱量について「○○含有」、「○○入り」、「低○○」、「○○オフ」などのような強調表示を行う場合の基準も定められています。

アレルギー物質の表示

食物アレルギーの原因となる食品を一定量以上含む場合は、表示されます。アレルギー物質の表示には、必ず表示することが決まっているもの7品目と、必ずではないけれど表示したほうがよいと決められたもの21品目があります。

食物アレルギーの表示について（消費者庁資料）（PDF：205KB）（別ウィンドウで開きます）

加工食品（ポテトチップス）の食品表示名。画像の出典は、「茨城県の特色を活かした食に関する副読本」。間食のとりすぎると、栄養過剰により病気の原因になるため、とりかたに気をつけましょう。

おやつ（間食）のとりかたを考えよう(家庭での食育)

何で判断する?　食品の購入

食品を購入する際は、さまざまな情報を読み取って判断することが大切です。魚や肉などの生鮮食品は、価格や鮮度、旬、原材料などを、加工食品は、価格や表示、マークなどを確かめます。さまざまな情報から、食品を選択する力を身につけましょう。

食品情報を疑ってみよう

特定の食品を体によいものや悪いものと決めつけることはやめましょう。例えば、体によいといわれる野菜などは食べて、悪いとされがちな砂糖や脂質はとらない食生活を送っても、よい食生活になるわけではありません。どのような食品であっても、含まれている栄養素や特徴を知り、適量を食べることが大切です。

健康食品を食べれば健康になるの?

健康食品とは、健康によいことをうたった食品全般のことです。食生活や生活習慣の改善が期待できる場合もありますが、あくまで補助的なものです。バランスよく食事がとれていれば必要ありません。安全性や有効性が確認されているものと、そうでないものがあります。有名人が使っているからといって安全性を保証するものではありません。気をつけましょう。

インターネットで正しい食情報を調べるには?

インターネットの食情報は、嘘をついてだまそうとする人や、間違った情報を発信している人もいます。インターネットで調べる時は、子ども向けの検索サイトを利用し、役所、公共施設などの信頼性の高い複数のサイトで調べて比べることをおすすめします。情報のなかには、古いものもあるため、最新の情報かどうかも確認しましょう。また、本や新聞などのインターネット以外のもので確認することも大切です。