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このページでは、小中学校に通うお子様とその保護者の皆様に向けて、家庭での食育に役立つ情報を配信していきます。お子様のいるご家庭は一緒にご覧いただき、ご家庭での食育にお役立てください。
みなさんは、食べ物の好き嫌いがありますか。わたしたちは、食べることで、命を保ったり活動したり成長したりしています。毎日を元気に過ごすためにも、好き嫌いをしないで残さず食べるようにしましょう。
食品には、いろいろな栄養素が含まれます。食品によって含まれる栄養素の割合は違います。そのため、好き嫌いはなるべくしないで、いろいろなものを食べてほしいと思います。すぐに好きになれなくても、まずは一口食べてみましょう。
食べた後で体調不良になる、無理強いされるなどのいやな体験をすると、その食べ物が苦手になることがあります。
苦手な食べ物がある場合は、栽培や調理をしたり、みんなで楽しく食べたりと楽しい体験をすると少しずつ食べれるようになります。
動物は、体に必要なものを「おいしい」、有害なものを「まずい」と感じます。そのため、エネルギーやアミノ酸を含む甘みやうまみ、塩などの塩見を好みます。一方、酸味や苦みを避けます。これは、腐敗したものは酸っぱく、毒物は苦いものが多いためです。しかし、酸味や苦味のあるものでも、体験を重ねることで無害だとわかると、食べられるようになっていきます。
栄養バランスの面から言えば、同じ栄養素が含まれた食べ物を食べていれば問題ありません。ただし、日本には地域色豊かな地場産物や郷土料理があり、世界にはさまざまな料理があります。苦手なものが少なければ、こうした食材や料理を楽しみ、食の幅を広げることができます。
子どもは、始めて見る食べ物を避けることがあります。家族や仲の良い友達がおいしそうに食べていると、初めて見る食べ物への不安が減り、「おいしそう」という気持ちを引き出すことにつながります。
苦手な食べ物でも、味つけや調理方法を変えると、意外と食べられることがあります。しょうゆやケチャップ味、カレー味などの自分好みの味つけや、油で揚げる、焼く、煮るなどのいろいろな調理法を試してみましょう。
例えば、取手市の学校給食は、ブロッコリーをガーリックソテーにする献立が登場します。苦手なブロッコリーでも、好きな味つけや調理法により、子どもたちからリクエストがある人気メニューになっています。ブロッコリーのガーリックソテーは、以下のリンクにある「広報とりで2023年2月1日号」の3ページで紹介していますので、ぜひご家庭でもお試しください。
好き嫌いで「食べない」のではなく、人によっては「食べられない」「食べてはいけない」ものがあります。それは、食物アレルギーや信仰している宗教上の理由などによります。これは、好き嫌いとは違いますので、覚えておきましょう。