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このページでは、小中学校に通うお子様とその保護者の皆様に向けて、家庭での食育に役立つ情報を配信していきます。お子様のいるご家庭は一緒にご覧いただき、ご家庭での食育にお役立てください。
食中毒とは、細菌やウイルスなどの有毒な物質がついた食べ物を食べて、下痢や腹痛、吐き気、発熱などの
症状が起こる病気のことです。原因物質や症状はさまざまで、1年を通して発生していますが、夏場は特に細菌による食中毒が多くなります。
食べられるものが、絶対に安全とは限りません。例えば、じゃがいもの芽や緑色に変色した部分には、吐き気や腹痛を起こすソラニンなどの天然毒素がありますが、その部分を取り除くと食べられます。食品の安全は、食べる量と毒性によって変わります。
細菌性食中毒の予防のためのポイントは、食中毒の原因となる菌を「つけない」「増やさない」「やっつける」です。「つけない」ためには、手は石けんでしっかり洗います。「増やさない」ためには、生鮮食品や総菜は、購入後なるべく早く冷蔵庫で保存します。「やっつける」ためには、肉や魚、野菜などはしっかりと加熱することが重要です。
また、ウイルスの場合は、食品中では増えないので、「増やさない」は、当てはまりません。ウイルスによる食中毒を予防するためには、ウイルスを調理場内に「持ち込まない」、食べ物や調理器具にウイルスを「ひろげない」、食べ物にウイルスを「つけない」、付着してしまったウイルスを加熱して「やっつける」という4つのことが原則となります。
その他家庭での食中毒予防については、以下のページも併せてご覧ください。